このページの監修は北九州整体院の院長 田村政美です。院長のプロフィール最終更新日:2024年5月31日
膝下O脚(XO脚)の症状
- 両膝の内側がつかないO脚で、膝から下が外側にふくらんでいる。
- 両膝の内側がつくが膝下だけがふくらんでいる。
この場合、ご自身が膝下O脚であると思ってください。
O脚のタイプは4種あります。
この中で膝下O脚(XO脚)はO脚とは違い、膝下が大きく外へふくらんでいるのが特徴です。
膝下の骨は、すねの骨(脛骨)が外側へねじれる様に外側にゆがみます。
さらにその外側にある腓骨も外側に押し出されます。
膝下O脚(XO脚)になる原因
膝下O脚になる原因はどのようなことが考えられるのでしょうか。
もしかすると、あなたの膝下O脚の原因にも思い当たる節はあるのではないでしょうか。詳しく解説していきます。
原因1:外反母趾・浮き指で足裏が不安定
女性に多い外反母趾や、地面に指がつかない浮き指の場合に足裏が不安定になり膝下O脚になりやすいといいます。
足裏が不安定になると、膝下の外側の筋肉が発達、脂肪もつきやすくなるのです。
またこの状態が続くと歩く際に脚の指でしっかりと踏ん張って着地することができなくなり、足先が外側に向いていきます。
このようにねじれ歩行になりやすく、膝下O脚へとつながっていきます。
※北九州整体院の女性の来院患者の足を確認すると90%以上が外反母趾又は浮き指の症状がありました。とても多いので驚いています。ちなみに、男性は50%以上です。
原因2:骨盤の歪み
膝下O脚(XO脚)を含め、O脚は骨盤の歪みが関係しています。歪みの多くは生活習慣から発生しており、特に座って脚を組むことが多い人は注意が必要です。また、床に座る際にぺたんこ座りをする姿勢も骨盤の歪みを進行させます。
床に座ること自体が骨盤や股関節、腰まわりに悪影響を与えやすいので、なるべく避けた方が無難だと言えます。
原因3:股関節の内側捻じれ
股関節内転筋群の緊張で股関節が内側にねじれていると、膝下O脚を発生させやすくなります。
膝が内側に向いてしまい反り腰のような姿勢になると、脚に余計な力がかかることになり、膝下O脚(XO脚)やO脚、X脚といった脚全体の歪みを起こしやすくなります。
原因4:すねの骨、腓骨が外側ずれ
膝下の筋肉は、すねの骨、腓骨が外側に捻じれることで、内側から押し広げられるようにふくらみます。そして、その筋肉はゆがみをこれ以上悪化させないように働くため、筋肉は常に緊張状態になり、常に硬い状態になります。
筋肉が硬くなったことで代謝は下がりますので、代謝が落ち脂肪やむくみがつくので、ふくらはぎ全体は張ってきます。
原因5:すねの筋肉が収縮し、膨らむ
膝下の骨が曲がっているとおっしゃる方がいます。ほとんどの方が実際には骨が曲がっているのではなく、その横にあるすねの筋肉(前脛骨筋)が原因です。
筋肉は収縮するとき、硬くなるとふくらむという性質があります。この状態が常に起こっていると、筋肉はふくらんだままになります。その結果、すねの筋肉が収縮し、膨らむような形状になります。これが、正面から見るとすねの骨が曲がって見える正体です。
膝下O脚(XO脚)による様々なリスク
脚のラインが崩れて見た目が悪い、という理由から改善方法を探している人が多いようですが、O脚はそのまま放置しておくとさまざまリスクもあります。
足が太くなる
XO脚になるとすねの骨が外側に押し出され脚が広がっていきます。その筋肉が歪みを調整するように緊張状態が続きます。そうして常に筋肉が硬い状態になり、疲労が蓄積していきます。
筋肉が上手に使われなくなることで、血行が悪化しむくみやすくなりますし、代謝が落ちて脂肪もつきやすくなってしまうのです。
足が疲れやすくなる
O脚の場合、正常な脚の人に比べて3〜4倍脚が疲れやすいと言われています。これはO脚になると歩いた時や運動をする際に地面からの衝撃をうまく吸収することができないからです。
そのため、すぐに疲労が感じられ長時間脚を使うのが難しくなるのです。
ふくらはぎのむくみ
外側の筋肉ばかりを使っているため緊張状態が続き、血液を循環させるポンプの役割を果たせなくなってしまいます。
うっ血や冷え性へも繋がってきます。疲労が溜まりやすいため、脚全体の状態が悪化しやすいと言えます。
身長が縮む
膝下O脚になると脚が外側に開きます。そうして歪んだ分だけ身長が低くなることはイメージしやすいですね。
正確なデータはないようですが、O脚自体を改善させたことで1〜2cm身長が高くなると言われています。
膝下O脚の度合いや状態などにもよるので一概には言えませんが、理屈的には膝下O脚、XO脚によって身長が縮んでしまう可能性は充分にあると言えるでしょう。
膝下O脚を悪化させないセルフケア
では、膝下O脚がすでに進行している場合、それを悪化させないためにはどのような対策があるのでしょうか。普段の生活の中で気をつけたいポイントについてまとめました。
正しい歩き方をする
普段から正しい歩き方をすることで、脚の筋肉の使われ方が改善され脚のラインも変化していきます。
- 正しい歩き方のポイント
- 膝は常に正面を向ける
- かかとから地面につき軽めに着地する
- 後ろの足は指の付根で蹴って体重移動する。
- 足裏の重心は小指側に片寄らないように中央(第2指付近)にコントロールする
足の音が出るペタペタ歩き方はしないようにしてください。
止まって立っている時には足指・足指付根・踵を中心に足裏全体を地面につけるようにしましょう。こうすることで少しずつ脚の筋肉が適切に使われるようになります。
※北九州整体院でO脚や外反母趾を予防する立ち方・歩き方のトレーニングと整体のコースを準備しております。
正しい座り方をする
座っている際にも適切な姿勢を取ることが大切です。デスクワークなどで長時間椅子に座っているときに、姿勢が悪いまま続けると全身のバランスが崩れ、骨盤や股関節に歪みが生じやすくなります。
- 正しい椅子への座り方のポイント
- 膝を揃えておく。
- 背筋をまっすぐに伸ばしておく。
- 正しい床での座り方のポイント
- 脚は前に出してまっすぐ伸ばす座り方がベスト
- 背もたれに軽くよしかかって背筋を伸ばす。
- あるいは正座をして、足をかさねない。
- 床に座る場合は、正座と長座(足を伸ばす座り方)が交互にできると良いですね。
膝下O脚(XO脚)だけでなく、O脚やX脚の人にも改善対策として使えます。
膝下の負担を取り除くセルフケア
膝下だけにアプローチしても、膝下O脚(XO脚)は改善できません。まずは膝下にかかる負担を取り除く以下のストレッチをしましょう。
- 股関節の内側へのねじれを改善するため、股関節外旋筋群のストレッチをする必要があります。
- うつ伏せで片方の膝を腹部の下で内に折りたたむ。
- そして身体を床に向けてゆっくり傾け重心を股関節に置く。
- 上半身の力を抜き、床におでこを近づける。
- 膝下の、ふくらはぎの外側の固い筋肉をゆるめます。
- 脚を前後に開き、両足の踵をつけたまま壁に寄りかかる。
- 膝をのばし、ふくらはぎの外側の固い筋肉をストレッチする。
膝下O脚(XO脚)改善のセルフケア
「ひざ締め屈伸運動」を毎日続けることで、ひざを締める内転筋を鍛えると、自分である程度まで整えることが可能です。
最後に
膝下O脚(XO脚)をセルフケアで改善させる方法を実践しても、どうしても改善しない場合、自分のケアだけではめざましい改善が見られるまでには相当な時間がかかると考えられます。
そういった場合におすすめできる北九州整体院の施術についてもご紹介しておきます。
膝下O脚(XO脚)についてはやや専門性が高く一般的ではないこともあります。当院では患者さま一人一人の膝下O脚の癖や原因を細かく確認させて頂き、改善できる方法を選択します。そして全身のバランスを調整しながらトータルで症状を改善させる方法を取り入れています。
膝下O脚(XO脚)は骨の歪みを伴っているため、施術を1回、あるいは数回したからといってすぐに完治するようなものではないことはご理解ください。
数年といった長い年月をかけてできてしまった脚の状態は、改善させるのにもある程度時間がかかるものです。普段の癖を改善しながら、整体で矯正すると心得たほうが良いでしょう。
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